• 天文宇宙検定受験講座「目指せ!星博士ジュニア!!」

  • By: FM岡山
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天文宇宙検定受験講座「目指せ!星博士ジュニア!!」

By: FM岡山
  • Summary

  • 天文知識、天体観測や宇宙についての基礎知識を学ぶ 天文宇宙検定の練習問題を宇宙のスペシャリストに約3分間で解説をしていただきます。
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Episodes
  • 天文宇宙検定受験者インタビュー
    Nov 24 2023
    今回は、2023年11月19日(日)に全国で行われている天文宇宙検定。岡山県の会場では、天文宇宙検定3級と4級の受験会場として美星天文台で行われました。検定を受け終わった方のインタビューをお送りいたします。天文宇宙検定としての番組はここで一旦終了となりますが、新番組「ソラジオトーク from OKAYAMA」として天文・宇宙をテーマに岡山から発信していきます。放送時間の変更はなく、毎週金曜日 19時55分~20時 放送後は、ポッドキャストとして詳しい解説を行っていきます。個性豊かな専門家の話。引き続き、番組をよろしくお願いします。
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    39 mins
  • 彗星はどこからやってくるのか
    Nov 17 2023
    解説は、國立中興大學 橋本さんです。 問題は「流星群と関係がある天体は次のうちどれか。」で、正解は彗星でした。 彗星について説明していきたいと思います。 私たちが住む太陽系を構成する天体には、恒星である太陽を中心に、惑星、準惑星と、太陽系小天体である小惑星、彗星、太陽系外縁天体などがあります。 彗星は、本体の大きさが数キロメートルから数十キロメートルの惑星から比べると、とても小さな天体です。成分は、そのおよそ8割が水(氷の状態)で、二酸化炭素、一酸化炭素、その他のガス、そして微量の塵(ちり)から成ります。 惑星の公転軌道は、黄道面と呼ばれる平面にほぼ沿っており、円に近い楕円を描きます。それとは対照的に、彗星の公転軌道は細長い楕円のものが多く、放物線や双曲線軌道を描くものもあります。放物線や双曲線の軌道の彗星は、太陽に近づくのは一度きりで二度と戻ってこない(回帰しない)彗星です。   さて、彗星はどこからやってくるのか 惑星とは異なる公転軌道をもつ彗星の供給源としては、 「オールトの雲」、「エッジワース・カイパーベルト」の2つが考えられています。   太陽系創成期には、原始太陽系円盤に存在していた微惑星が合体して惑星が作られたと考えられています。また、太陽から遠い場所にあった氷と塵は、混在して氷微惑星となりました。この氷微惑星のうち、大きく成長した惑星によって太陽系の外側へと散らされたものがオールトの雲に、海王星より外側の領域で惑星の成長途中で取り残されたものがエッジワース・カイパーベルトになったと考えられています。   オールトの雲は、太陽系の外側・太陽から数万天文単位付近をぐるりと大きく球殻状に取り囲む氷微惑星の集まりで、長周期彗星はここからやってくると考えられています。エッジワース・カイパーベルトは、氷微惑星が海王星軌道の外側にほぼ黄道面に沿った軌道で分布している場所で、短周期彗星はここからやってくると考えられています。いずれも、それぞれの場所にある氷微惑星が何らかの原因(惑星の引力)で軌道を変え太陽系の内側へ向かう軌道に変化し、やがて太陽に近づいて「コマ」や「尾」を持つ彗星へと姿を変えるのです。   このように太陽から遠く離れた冷たい場所をふるさととする彗星は、太陽系が生まれた頃の惑星形成時の情報をそのまま閉じ込めて、太陽に向かって進んでくるのです。 彗星が太陽に近づくほど本体から放出されるガスや塵の量が多くなるため、コマは明るくなり、尾も明るく長く伸びます。しかし、太陽に近づいた際に、どの程度明るくなるか、地球からどのように見えるかは、彗星本体のサイズや表面の状態、成分、さらに地球との位置関係によっても異なるため、正確な予測は難しいのです。 近年は、小惑星と認識されていた天体が、彗星のような蒸発活動が見られたために後から彗星とされたものや、逆に、彗星のような軌道を持ちながら蒸発が見られない小惑星のような天体も発見されています。最近では、小惑星帯の中にも、彗星活動を示す天体が見つかっています。このことから、彗星と小惑星の区別が次第にあいまいになっていると言うことができます。 彗星の名前には、発見者の名前が、発見・報告の早い順に最大で3名まで付けられます(一部例外もあります)。発見者名は、個人や観測グループ、天体観測衛星の場合などさまざまです。ただし、同じ個人やグループが複数の彗星を発見した場合などは、彗星が区別しにくくなります。そのため、個々の彗星を区別できるよう、正式には符号を付けることになっています。 彗星について、私自身、中高生のときに、彗星を美星町でよくみていました。友達と一緒に、流星をみることもしていました。 以上、解説は、國立中興大學 橋本さんでした。
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    6 mins
  • 火星にある極冠の氷は、主に何でできているか?
    Nov 10 2023
    解説は、国立天文台 縣さんです。問題で「火星にある極冠の氷は、主に何でできているか?」で、正解は、「二酸化炭素」でした。火星とは、どんな惑星でしょうか?〇火星は、地球の一つ外側を公転している惑星〇太陽から約2億2800万km離れている(地球は、約1億5000万km離れています。)〇地球が太陽の周りを1年(365日)をかけて1周公転しているのに対して、火星は、約1年11ヵ月(687日)〇自転周期は、地球では約23時間56分、火星は約24時間37分〇火星には四季の変化があります。四季があるということは、地球と同じように自転軸を傾けながら太陽の周りを公転している〇火星は、地球と同じように表面が岩石でできた岩石惑星または、地球型惑星と呼ばれます。〇火星の直径は、地球の約半分、重さは、質量でいうと約10分の1。質量が小さいため、重力・引っ張る力が弱くなるため、たくさんの大気を蓄えることが難しい。大気がある惑星とはいえ、金星や地球に比べて大気の量が少なく、薄い大気しかない。〇大気圧は、地球と比べると約1000分の6、つまり地球の100分の1以下となります。人類では、すぐ窒息してしまう。〇大気の成分は、金星と同じく「二酸化炭素(CO2)」が主成分。〇火星の表面は、赤っぽくみえる。これは、ほとんど砂漠のような場所。砂嵐が頻発するため、火星の表面の砂(赤っぽい砂)が舞い上がり周辺を覆い、赤っぽくみえる。赤っぽくみえる成分は、大気の中にあるごくわずかな酸素によって岩石中の鉄が、酸化した、酸化鉄(鉄さび)によるものです。〇火星の極冠、これは、地球でいう「北極」「南極」と似たようなイメージですが、火星も四季があり、極端に極冠の大きさが変わります。地球上では、北極・南極の氷の面積が、季節によって極端に変化することは、ありません。ただし、地球の氷の成分と火星の氷の成分は異なります。火星は、水が凍った氷ではなく、見えている極冠は、二酸化炭素でできています。二酸化炭素の氷のことを「ドライアイス」といいます。極冠の主成分は、「ドライアイス」。四季の変化で蒸発したり、凍ったり、つまり、大きくなったり、小さくなったりする。〇火星の自転軸約25度・地球は、約23.4度とよく似ている〇極冠(ドライアイス)部分の地下に「水」が凍った氷も存在していることが探査機の調査によってわかっています。〇火星の周りには、地球の月と同じように、衛星がある。火星には、二つの衛星「フォボス」と「ダイモス」この二つの衛星は、極めて小さい。他の惑星にも同様に衛星があるが、月のように大きな衛星は、異常に大きいともいえる。〇「フォボス」と「ダイモス」はいびつな形をしている。表面の様子を撮影(分光(虹色に分けるスペクトル観測))・分光観測をしてみると火星と木星の間に存在している小惑星によく似ている。おそらく、火星に接近した際に、火星の重力にとらえられて公転するようになったのでは?考えられていました。火星との距離は、「フォボス」約6000km 「ダイモス」約2万km〇JAXAでは、2024年に「フォボス」に向けて探査機を飛ばす計画です。「MMX」と呼ばれる探査計画で、表面の物質や内側の物質を持ち帰るサンプルリターン小惑星「イトカワ」や「りゅうぐう」よりもさらに遠い場所にある火星の衛星「フォボス」で行う。サンプルリターンによって「フォボス」が・どのようにできた天体なのか?・なぜ火星の周りをまわっているのか?火星自身がどのように形成されたのか?・火星には生命がいる可能性があるのか?このようななぞの解明に日本のJAXAが挑戦します。〇火星は、地球よりも早く進化した惑星と言われています。およそ46億年前に形成された惑星。45億年前から39億年前の時代地球と同じように表面は、海で覆われていたことが、ほぼわかっています。では、当時大量にあった水はどこへ行ってしまったのか?火星は、地球の10分の1の質量しかないため、そのいくつかは大気中へ逃げてしまったことでしょう。しかし、「氷」の存在「メタン」の存在が、生命が存在していると考える学者もいるくらいです。ただし、確実な証拠は...
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    18 mins

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