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《1360》痛みの数値化、当事者の語り、安楽死用の診断書は無効ほか

《1360》痛みの数値化、当事者の語り、安楽死用の診断書は無効ほか

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【今週の興味シンシン医療ニュース】

・身体や心の痛みを数値化!?

・痛みの当事者体験の語り

・安楽死用の診断書拒否は正当の地裁判決

・国立病院過去最悪赤字

の4本を取り上げます☝

https://note.com/naikaitakeo/n/n52fa1e652f75


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#医療 

#健康  

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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

内科医たけお氏が「心身医療ニュース」として、現代医療が直面する4つの重要なトピックを専門家の視点から解説しました。


**1. 痛みの「数値化」技術**

ドコモが脳波をもとに体や心の痛みを解析し、数値化する世界初の技術を開発したというニュースです。たけお氏は、現在、医療現場では痛みの評価を「0から10のどのくらいですか」と尋ねるNRS(ニューメリカル・レイティング・スケール)のように患者の主観に頼っていると説明。この新技術の詳細には不明点が多いものの、もし実用化されれば、これまで主観的だった「痛み」という感覚を客観的に評価できる画期的なツールになる可能性があると期待を寄せました。


**2. 痛みに関する当事者の「語り」の重要性**

文春オンラインに掲載された、作家の川上未映子氏と難病当事者研究者である柏木宏樹氏の対談記事を紹介。たけお氏は、痛みは本人にしかわからない感覚であるため、他の病気以上に「当事者の語り」が極めて重要だと強調しました。ズキズキ、チクチクといった痛みの性質によって原因や治療法が異なるため、患者本人の具体的な表現を聞き取ることが診断に不可欠であると指摘。痛みというテーマは心療内科や緩和ケアだけでなく、社会学的な文脈でも非常に興味深いと語りました。


**3. 安楽死用の診断書拒否を巡る裁判**

海外での安楽死を希望するがん患者に対し、病院側が診断書の発行を拒否したことについて、東京地裁がその対応を「正当」と判断したニュースです。たけお氏は、日本国内で安楽死が制度として認められていない現状を鑑みれば、この判決は妥当であるとの見解を示しました。その一方で、欧米諸国で安楽死に関する議論や法制化が進んでいるのに対し、日本では議論そのものが深まらない現状を指摘。この裁判が、日本社会で生命倫理について考える一つのきっかけになるべきだと述べました。


**4. 国立大学病院の過去最悪の赤字**

全国の国立大学病院が、昨年度の285億円を大幅に上回る約400億円という過去最悪の赤字見通しであることが報じられました。原因は物価高騰や人件費の増加とされています。たけお氏は、この状況を「そりゃそうだよな」と当然の結果と受け止めている様子で、今後の医療経営を左右する診療報酬の改定について、政治の動向に注目していると述べ、医療界が直面する厳しい経営課題に警鐘を鳴らしました。

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