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9月18日 PODCAST

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フリック入力の発明者として知られる発明家/ミュージシャン・小川コータさんが、『鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!』に登場。なぜ“当たり前”になった入力方法を思いつけたのか。AIとの距離感、特許と大企業との向き合い方、そして誰でもできる「課題発見」の鍛え方まで、実践的なヒントが満載のトークを要約しました。 フリック入力は“来る未来”への準備から生まれた iPhone登場前、「物理キーがないと入力が遅くなる」という“イヤな予感”を先回りして構想。 特許事務所の上司からは「不便で覚えられない」と否定されるも、練習がてら出願した結果、約5年後に特許成立。 スマホ普及と特許成立のタイミングが重なり、技術の価値が一気に可視化された。 「課題が“みんなに見えてから”考え始めても勝てない。まだ課題と認識されていない時点で気づけるかどうかが勝負。」 裁判せず“売る”という選択――特許とGAFAMの現実 係争は長期化し、資金勝負になりがち。 Apple、Microsoft、Googleなどに連絡を取り、もっとも高い評価を提示した相手に権利を売却。 「訴訟の人生」よりも“次の創作”を選ぶ意思決定が、発明家としての活動を継続可能にした。 歌う発明家/発明するミュージシャン 自作の財布がヒット→吸い込まれるベルトのバッグ「シューベルト」→縦開きで棚になる「スーツケースフリップ」へと応用。 作曲と発明は「無から有をつくる」という点で同根。アイデアの連鎖をプロダクトへ接続する癖が鍵。 AIは“共犯者”――書類地獄を任せ、判断は人間が握る アイデア創出そのものより、特許明細書作成・翻訳・各国出願といった重作業をAIで効率化。 とはいえ「発明の肝(新規性・進歩性)」の見極めは人間の仕事。 音楽制作では仮歌詞やボーカロイド活用も。ただし“ひらめき”の質は依然として人間優位だと感じている。 「AIは量を出せる。でも“どれに価値があるか”を決めるのは人間。」 本質は「課題発見」――“イラッと探し”が最速の技術 **課題を解く前に、課題を見つける。**ここが最大の差分。 例:濡れた手で回しにくい丸ノブ→“レバーにすればいい”という発想は、課題気づきが起点。 日常の違和感を“当然”で流さず、記録する習慣を作る。 小川式「課題発見」のコツ(今すぐできる版) イラッとログ:不便・面倒・ダサい瞬間を即メモ。 子ども目線:ペットボトルの形やフタの回し方を“ゼロから”問い直す。 常識デトックス:「前提」を一旦白紙に。構造・素材・手順を並べ替えてみる。
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In the spirit of reconciliation, Audible acknowledges the Traditional Custodians of country throughout Australia and their connections to land, sea and community. We pay our respect to their elders past and present and extend that respect to all Aboriginal and Torres Strait Islander peoples today.