Ep.926 PFNとSnowflake、最強のタッグ──金融特化AI「PLaMo」がデータクラウドに降臨(2026年2月12日配信) cover art

Ep.926 PFNとSnowflake、最強のタッグ──金融特化AI「PLaMo」がデータクラウドに降臨(2026年2月12日配信)

Ep.926 PFNとSnowflake、最強のタッグ──金融特化AI「PLaMo」がデータクラウドに降臨(2026年2月12日配信)

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日本のAI開発をリードするPreferred Networks(PFN)と、データクラウドの巨人Snowflakeが、非常に戦略的な提携を発表しました。本日、2026年2月10日より、PFNの自社開発LLM「PLaMo」シリーズが、Snowflakeマーケットプレイス上で利用可能になりました。


このニュースの最大のインパクトは、「データのある場所で、最強の国産AIが動く」という点にあります。多くの企業、特に金融機関は、顧客情報や取引履歴といった機密性の高いデータをSnowflake上で管理していますが、これまではそのデータをAIで分析しようとすると、一度データを外部のAIサーバーに転送する必要があり、セキュリティ上の懸念がありました。しかし今回、PLaMoがSnowflakeの環境内で直接動くようになったことで、データ移動に伴う情報漏洩リスクをゼロにしながら、高度なAI分析が可能になったのです。


特に注目すべきは、今回提供されるラインナップの中に「金融特化型PLaMo」が含まれていることです。これは、日本の複雑な金融規制や専門用語を叩き込まれたプロフェッショナルなAIです。例えば、銀行の融資部門が過去の膨大な稟議書を要約させたり、コンプライアンス部門が法規制に照らして文書をチェックさせたりといった作業を、安全なクラウドの中で完結させることができます。


コスト面でも大きなメリットがあります。通常、これだけの高性能なAIを自社で動かそうとすると、数千万円クラスのGPUサーバーを調達し、エンジニアが構築する必要があります。しかし今回の仕組みでは、Snowflakeユーザーであれば「1時間あたり約1.5ドルから2ドル」という従量課金で、ボタン一つで利用を開始できます。これは、AI導入の初期投資という巨大な壁を取り払う画期的なモデルと言えるでしょう。


PFNは今後、3月以降に「翻訳特化型」やさらに高性能な次世代モデルも投入する計画です。「国産の安心感」と「世界標準のデータ基盤」の融合は、日本のエンタープライズAI、特に堅実さが求められる金融業界のDXを一気に加速させる起爆剤になりそうです。

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