#21:山本恭輔 × 竹田ダニエル「ディズニープリンセスが持つ象徴性」 cover art

#21:山本恭輔 × 竹田ダニエル「ディズニープリンセスが持つ象徴性」

#21:山本恭輔 × 竹田ダニエル「ディズニープリンセスが持つ象徴性」

Listen for free

View show details

About this listen

今回のゲストは、東京大学大学院博士課程の山本恭輔さん!ディズニー作品を独自の視点で分析・発信されている山本さんに、 ディズニープリンセスが持つ象徴性や 日本向けにローカライズすることの難しさ、面白さなどについて伺いました。 ▼竹田ダニエルとの出会い  「こんな面白い研究してる人が日本にいるんだ」 ▼1998年生まれ、ピクサー作品の盛り上がり、 ディスニーと近しい幼少期を過ごす ▼関心があるのは作品制作よりも制作者たち▼大学でジェンダーや人種について学び、  そのアプローチで映画を研究するように ▼共存するディズニー・ピクサー作品への  熱い愛と批評的な視線 ▼ファンか敵か  二元論で語られてしまうことの難しさ ▼良い面も悪い面も含めて向き合っていきたい ▼揺りかごから墓場まで  ディズニーはエンタメ以上に、いろんな人の生活の中に▼どのパークでウエディングをするかが  ひとつのステータスに ▼ディズニープリンセスが持つ象徴性  『シュガー・ラッシュ:オンライン』から  批判を取り込むこと自体がブランドを強化する方向に ▼最終的に全て恋愛結婚で終わるプリンセスの作品が  幼少期はあまり好きではなかった ▼『アナと雪の女王』のエルサがきっかけで  ディズニープリンセスについて考え直すように ▼いろんな形で抑圧されている人が  エルサに自分を重ね合わせることができた ▼引っかかる『Let It Go』の日本語訳 ▼『アナと雪の女王』の爆発的なヒット  趣味で翻訳を始めたことが研究に ▼原曲の歌詞と日本語訳された歌詞  何が違うのかを考えることによって  いろんなことが見えてくる ▼社会構造ではなく、 個人のメンタルの持ち方に帰結する  ポストフェミニズム ▼より多くの人が共感しやすいようにする方向性  情報量を減らす過程で何が消えていくのかが  ローカライズのひとつの面白さ ▼『ポカホンタス』が抱える様々な問題  歴史を知らない観客たちが作品を楽しむには  どうすればいいのか ▼歴史の誤認識にもつながりかねない  ディズニー作品はそれほどの影響力を持っている ▼ディズニーが興味を持つフックになるからこそ  文化や歴史に対して、どういう認識を持つかが大事な部分 ▼旧来的なものの象徴として扱われてきた  ディズニープリンセスたちが  いつの間にかポリコレ・Wokeの権化に▼ディズニープリンセスという枠組みを変えずに  新しいものを一定程度取り込んできた結果 ▼ここ数年のディズニー・ピクサー作品は  本当にWokeなものなのか? ▼有色人種が有色人種のままで  物語を語ることができないのはなぜ? ▼いわゆる移民系の話になると  どうしても同じような形式になりがち ▼ディズニー・ピクサーに対する  日本特有のイメージと現実との乖離 ▼研究者は制作者が意図してないところで  何が起こっているのかを追求する▼政治的な話を表立ってしない文脈の人達だからこそ  ポピュラーカルチャーに対して出てくる本心を  見つめていくことがすごく大事 ▼いろんな人をキャラクターとして  取り扱っているからこそ作れる豊かな物語 ▼新しいことや挑戦的なことが評価されるのか、  慣れ親しんだものを観る方が楽しいのか ▼現在の日本におけるディズニーの位置付け ー 山本恭輔(westergaard)Information ー westergaard Xwestergaard WEGAチャンネルwestergaard 作品分析ー 番組 & 竹田ダニエル Information ーON STAGE ON AIR X竹田ダニエル Instagram竹田ダニエル X
No reviews yet
In the spirit of reconciliation, Audible acknowledges the Traditional Custodians of country throughout Australia and their connections to land, sea and community. We pay our respect to their elders past and present and extend that respect to all Aboriginal and Torres Strait Islander peoples today.