オジャミン #14「珍妙な服装とアイデンティティとイデオロギーと」 cover art

オジャミン #14「珍妙な服装とアイデンティティとイデオロギーと」

オジャミン #14「珍妙な服装とアイデンティティとイデオロギーと」

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あの頃なんであんな格好してたのかとようたさんは尋ねました。ワタシの回答は、ズレていなければならなかったから。こんにちは、オマニエルのファッションリーダーしゅんです。


所謂"ファッション"みたいな事が気になり始めたのは中2か中3ぐらい、当時ちょうどエアマックス95のブームが社会現象になっていた頃で、古着・スニーカーブームの大波は当時の中学生達をも巻き込み多感で敏感な少年たちの興味をかっさらっていきました。

そんな古着ブームのおり、ワタシの興味はヴィジュアル系バンド一色で古着とか全く興味はなくて、でもご近所物語と6つ上の姉の影響でアルゴンキンとかスーパーラバーズとかそっち系の服が気になっていて、少ない小遣いで中古のシャツとかカバンとかを買っていた事を書きながら思い出しました。懐かしい。コメ兵最高!なので古着とかはよくわからなくて当時別軸で流行っていたサイバー系の方にかなり影響されて毎月FRUiTSを立ち読みするような高校生になりました。高校生になってファッションの事で盛り上がる機会もどんどん増えるんですが、当時は空前のB-BOYブーム、ヒップホップブームで、友人の8.5割くらい所謂B系ファッションという上下ダボダボの服装になり、アビレックスのゴワゴワの革ジャンとティンバーランド、頭にバンダナとニューエラのキャップみたいな集団の中でひとり細身の7部丈パンツに20471120のシャツ、ラバーズのネクタイを締めてピシッとしながらつるんでいた事を思うと、当時から同じ趣味を共有するの下手だったんだなって思いますね。

それにしてもあの頃のFRUiTSはマジに尖っていた、ワタシが憧れた東京ファッションシーンいやさ憧れの東京というのは当時のFRUiTSのなかにあった空気感の事でしたね、随分長いこと忘れてしまっていましたが。当時憧れて髪の毛をギャッツビーのスーパーハードジェルでツンツンに立てたいんだけど上手く立たなくて悲しいとかやってました。

その後高校2年の後半あたりからメロコア・スカコアに目覚めて毎週のようにライブに行ってモッシュやスカダンスに明け暮れる日々の中、マストだったのがフレッドペリーのリストバンドとグレゴリーのバックパック。スニーカーにハマり始めたのも同じ頃で、当時はアディダスのサンバとかナイキのハラチの中古を安価で買っては流行ってなかったのをいい事に、誰も履いてないぜぇって悦に入っていたのをよく覚えてます。


そんなこんなで高校卒業する頃にはコアバンドワナビーなライブTシャツにタオル、短パンとスニーカーな若者に育っておりました。

ようたさんの言う変な柄のシャツと柄のパンツで珍味な格好をしていた当時のしゅん青年はまだまだ出てきそうもありません。

この先いかに変な格好をしてロン毛になってロン毛を卒業していくのかはまたのご機会に!


P.S. 書きながら当時のFRUiTSをネットでみていたら懐かしさが凄くて、同世代の方にしかわからないかもしれませんが、W<、beauty:beast、卓也エンジェル、20471120、とか懐かしすぎて震えがきました。

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Twitter:⁠@omanieru⁠ #omanieru #オマニエル

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