#11:MIKAGE SHIN × 竹田ダニエル「選択肢が少ない日本のファッション」 cover art

#11:MIKAGE SHIN × 竹田ダニエル「選択肢が少ない日本のファッション」

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今回のゲストは、MIKAGE SHIN デザイナー 進美影さん!ブランド立ち上げの背景や、日本のファッションに感じる疑問、近年の中古市場の拡大などについて伺いました。▼早稲田大学を卒業後、一般企業で広告業務に従事 退社後、NYのパーソンズ美術大学でファッションを勉強▼コンセプトは”個人の強さと知性を引き出す” ブランド「MIKAGE SHIN」立ち上げ▼ランウェイ形式でのコレクション発表や アーティスト衣装のプロデュースなどを手掛ける▼竹田ダニエルとMIKAGE SHINの出会い デザインの裏にあるコンセプトや意思に共感▼哲学的なストーリーやメッセージ性を大事にして コレクションを組み立てている▼竹田ダニエルが感動したシャツの制作背景 1900年代に日本で初めて発足した建築家集団「分離派」がモチーフ▼スペイン風邪が流行し、人々が社会活動を自粛していく中で 若い世代の建築家たちが立ち上がった1900年代初頭▼”建築は芸術性よりも機能性”抑圧との戦い 若い建築家たちが芸術性を持って新しい建築を始めていく▼ 「新しい時代は自分たちで作っていく」という信念が コロナ禍の自身のマインドや美学と似ていた▼服を作った人の意思や物語がわかると、より愛着が湧いて大切にしようと思える▼「ファッションブランドはハブ」その背景にあるカルチャーを知る、  知的好奇心を広げていくきっかけにもなる▼着る人の性別や年齢にとらわれず、 各々が好きなスタイルを楽しめる「MIKAGE SHIN」のデザイン▼日本の家父長制の中で押し付けられる庇護欲的な女性像 ガラパゴス化する特殊なファッション感の在り方に疑問▼女性の知性と強さを引き出せる服を作りたいと思いNYへ▼クラスメイトの男性たちからの反響を受け、 性別をあえて指定せずに発表する形式に▼選択肢が少ない日本のファッション 何かに当てはまるための服や、誰かに気に入られるための服▼錆の風合いを落とし込んだデニム「“Sabi”Denim Pants」▼日本独特と言われる侘び寂びの美意識▼NYや東京で撮り溜めてきた錆の写真をコラージュ▼フィロソフィーを自分自身が体現できるツールとしての服▼バレエダンサー・熊川哲也率いる K-BALLETの衣装をプロデュース▼ファッションだけでなく社会のあり方について 自分なりの美意識で発信していることも含めての依頼▼チャンスは自分が準備万端の時に来るものではなく、 スケジュールをこじ開けてでも間に合わせる覚悟▼コミュニケーションを大事にしながら スケジュール通りに制作することが重要▼ダンス&ボーカルユニット「原因は自分にある。」の衣装を担当 メンバーそれぞれの魅力を引き出すための工夫▼ランウェイは一人ずつモデルが出てきて帰っていく”縦の物語” アイドルは並んだ時のバランスが必要な”横の物語”▼自分のコレクションに活きてくる部分も どちらの仕事もしていく方がクリエイティブとして進化できる▼既製服の貸し出しや衣装協力も多数 SixTONES、Perfume、足立梨花、KREVAなど さまざまな年代・個性を持った方が着用▼格好いいものを作りたいという思いだけで 一心不乱にモノ作りしてきた▼ブランド設立当時から大切にしている”リズムと違和感” 良いデザインは緩急が気持ちいい▼コンテンポラリーアートの真価は その作品をどれだけ見ていたいと思えるか どれだけその人の時間を奪えるか▼BIGYUKIやSIRUPも着用 「MIKAGE SHIN」だからこそできるものを作る▼ファッションブランドを運営する中での大きな課題 セールスのことを考えると、シンプルなものやトレンドに乗らざるを得ない▼気候変動の影響で若い世代の消費行動が変化 衣類よりもスニーカーやバッグなどが買われるように▼コロナ禍以降、中古市場が台頭 デザイナーズブランドの競合は、 デザイナーズブランドではなく中古市場に出回るメゾン▼エシカルよりもファッションへの意識が高い人が古着市場へ 新品が買えないから古着を買う、経済的な条件も関係ー MIKAGE SHIN Information ーMIKAGE SHIN XMIKAGE SHIN Instagram6月13日(金)〜6月22日(日)BARNEYS NEW YORK福岡店でPOP-UPストアをオープン7月2日(水)〜7月6日(日)...

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